- 2009.07.13 【判決日:2007.10.26】
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第一交通産業事件(大阪高判平19・10・26) 子会社廃業で系列会社に雇用義務認めた判断は 偽装解散 親会社こそ責任を負うジャンル:
- 労働契約
- 承継
タクシー会社の解散に伴い、営業地域の承継先が雇用契約上の責任を負うとした原審を不服として、原・被告双方が控訴した。大阪高裁は、子会社を実質的に支配したのは親会社で、労組排斥が目的の偽装解散であり、一審で否定した親会社への雇用契約上の責任追及は法人格濫用の要件を満たせば可能とし、逆に営業地域承継先にまで同法理を適用する必要性はないとした。……[続きを読む]
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