『女性』の労働判例

2024.10.31 【判決日:2023.05.31】
医療法人社団A事件(東京高判令4・5・31) セクハラで退職者続出、行為繰返す管理職クビ 改善期待できず解雇不可避
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  • セクハラ
  • 女性

 管理職からセクハラを受けたとして事務職員が退職したことから、医療法人が加害者である次長を解雇した事案の控訴審。東京高裁も解雇は社会通念上相当とした。注意指導後も行為は繰り返され、職場環境を著しく害したと判断。セクハラの意図はないという弁明は自覚に欠け、改善の期待は困難とした。他の診療所の事務職員も全員女性で、解雇回避措置としての配転も困……[続きを読む]

2023.11.16 【判決日:2023.01.17】
学校法人横浜山手中華学園事件(横浜地判令5・1・17) 妊娠中の休業撤回され混乱、業務に支障と解雇 不利益な取扱いで違法無効
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  • 均等待遇
  • 女性
  • 職務能力
  • 解雇

能力不足といえず 地位確認を認める 筆者:弁護士 中町 誠(経営法曹会議)  妊娠中の休業の申出を撤回したり、育休の延長申請で業務に支障が生じたとして普通解雇した事案。教員の地位確認請求に対して、横浜地裁は、不利益取扱いに当たり解雇無効と判断。休業中の賃金を6割とする扱いに不満を持ち、撤回することも不合理とはいえないとしている。女性の言動……[続きを読む]

2023.11.09 【判決日:2023.04.27】
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル事件(東京高判令5・4・27) 育休中に組織改編、配転や役職変更は不利益か キャリア形成配慮せず違法
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  • 均等待遇
  • 女性
  • 配転・出向

37人いた部下ゼロ 話合いも不十分で 筆者:弁護士 渡部 邦昭(経営法曹会議)  育休中に組織を改編し、復職した労働者の部署や役職を変更したことが、不利益取扱いに当たるか争われた。一審は、基本給は減少しないなどとして法違反を否定した。東京高裁は、37人いた部下を1人もつけず電話営業に従事させたことは、妊娠前と比べて業務の質が著しく低下し、……[続きを読む]

2022.02.17 【判決日:2021.07.14】
PwCあらた有限責任監査法人事件(東京高判令3・7・14) ストーカー行為の諭旨免職重すぎとした一審は ハラスメントで解雇有効に
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  • セクハラ
  • 女性

 ストーカー行為等を理由に、諭旨免職や普通解雇された従業員が地位確認を求めた。行為を裏付ける証拠がなく請求を一部認容した事案の控訴審。東京高裁は、就業規則で禁じるハラスメント行為に当たり、行為は相当程度悪質で、懲戒歴がなく管理職でないことを考慮しても、普通解雇等を有効とした。控訴審では、被害女性が夫と協力して動画撮影した内容を具体的に補充……[続きを読む]

2021.09.24 【判決日:2020.03.03】
海外需要開拓支援機構ほか事件(東京地判令2・3・3) 派遣先の懇親会行事で精神的苦痛受けたと提訴 職場環境配慮義務違反なし
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  • セクハラ
  • 女性
  • 派遣

 派遣先でのセクハラや懇親会行事で精神的苦痛を受けたとして、派遣労働者が会社の職場環境配慮義務違反を理由に損害賠償を求めた。東京地裁は行為を一部違法と認めたが、派遣先が労働者の通報を受け適切な調査をし、加害者へ厳重注意したことを評価。派遣元の責任に関しては、原告自身が相談窓口を利用せず、具体的措置を求めていないことなどから、同義務違反は認……[続きを読む]

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