『更新拒否(雇止め)』の労働判例

2025.01.09 【判決日:2024.01.30】
日本大学事件(東京地判令6・1・30) 契約期間は通算5年まで、非常勤講師を雇止め 採用時から上限示し有効に
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 雇止めされた非常勤講師が、地位確認や賞与等の支給を求めた。採用時や更新時に更新上限を4回と明記された契約書に署名押印していた。東京地裁は、講師規程にも更新上限が定められ、更新を期待する合理的理由はないと判断。賞与については、貢献の相違に応じた支給をしなくても不合理とはいえないとした。職務内容等は専任教員と大きな相違があるとしている。 契……[続きを読む]

2024.11.14 【判決日:2024.04.25】
東光高岳事件(東京地判令6・4・25) 定年後に合併、期間満了時の賃金減拒み雇止め 同じ条件で更新期待認めず
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 定年後に継続雇用された者が、吸収合併した親会社からの賃金減額の更新条件を拒否して雇止めされた事案。東京地裁は、更新回数なども踏まえ同一の条件での更新期待を否定した。更新とは直近の労働条件を指すとしたが、親会社の規程に基づき5割減額に同意した者もいるなど、従前の条件は保障されていないとした。合併後の条件変更の可能性を労働者も認識していたと……[続きを読む]

2024.10.10 【判決日:2023.05.19】
学校法人玉手山学園事件(京都地判令5・5・19) 学生から低い評価だった非常勤講師の更新拒否 雇用継続への期待が上回る
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 1年契約を4回更新して雇止めされた非常勤講師が、地位確認等を求めた事案。京都地裁は、非常勤講師の更新期待が高いとはいえないが、学生のアンケート結果が他の教員に比べて悪いことを雇止めの理由として評価することは妥当といえず、雇止めを無効とした。指導能力や勤務態度を判定する仕組みが設けられていないなど、雇止めの理由は全く採用できないとしている……[続きを読む]

2024.03.21 【判決日:2022.02.25】
アンスティチュ・フランセ日本事件(東京地判4・2・25) 賃金減額する無期化提案された講師が差額請求 同一条件での契約更新否定
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 有期契約だった講師らが、賃金減額を伴う無期契約の契約書に署名しつつ、減額に異議を述べて差額賃金を求めた。東京地裁は、団交で学校側は旧時給を適用しない旨を述べるなど、従前の労働条件で契約更新されたものとはいえないと判断。講師らは労契法19条に基づき旧契約が更新され、その後無期転換したと主張したが、講師らは無期化には応じており同条の適用はな……[続きを読む]

2023.11.30 【判決日:2023.02.02】
グッドパートナーズ事件(東京高判令5・2・2) 2カ月の派遣満了、雇止め無効とした一審は? 更新ゼロでも強い継続期待
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 派遣労働者に有期雇用契約の更新が確定したとのメールを送信した後の雇止めを無効とした事案の控訴審。派遣期間に合わせて2カ月契約を締結していた。東京高裁も、メールの内容は更新に強い期待を抱かせるとして雇止めを無効とした。労働契約法19条2号に基づき、従前の2カ月契約で更新したものとみなした。メールに記載のない2度目の更新の期待は認めなかった……[続きを読む]

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