【令和3年 安全衛生行政の展望】リスク評価見直しに向けて/内田 真司
2021.01.13
【安全スタッフ】
平素より、化学物質に関する労働安全衛生行政の推進に格別のご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
化学物質評価室では、職場における化学物質のリスク評価の取組みを行っていますが、現在行われている化学物質管理体系の見直しの検討を踏まえ、リスク評価のあり方についても検討が行われています。2006年度にリスク評価制度を導入以降、
化学物質の有害性評価およびばく露実態調査に基づくばく露評価を踏まえ、健康障害が生じるリスクが高いとされた化学物質については、特定化学物質障害予防規則に位置付け、個別具体的な措置を義務付けてきました。
しかしながら、現状では、こうした特別規則以外の化学物質による労働災害も多く発生していることも踏まえ、今後は、…
執筆:厚生労働省安全衛生部 化学物質評価室長 内田 真司
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2021年1月15日第2370号 掲載