【労働災害防止団体 会長メッセージ】コロナでも安全を最優先に/中西 宏明
2021.01.13
【安全スタッフ】
昨年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、人の移動や経済活動が制約され、わが国の実体経済に深刻な影響が及びました。未だ収束への道筋は見通せず、感染拡大防止と経済再生の両立という極めて困難な課題を突き付けられております。「新しい生活様式」が提唱され、職場ではテレワーク等の新たな働き方が導入される一方、急激な環境の変化に意識や仕組みが追い付かず、ストレスや運動不足等の働く人の健康問題が指摘されております。
このような中、中災防は、ウィズ・コロナにおいても、働く人の安全確保、健康増進を最優先に取り組んでまいります。感染症対策を加えたさらなる安全衛生施策に取り組み、デジタル環境の整備を進め、労働時間管理や健康確保等を適切に行うなど、新たな働き方への対応を推進してまいります。また、「エイジフレンドリーガイドライン」の策定など、職場における高年齢労働者の役割がますます高まる中、すべての人が安全で心身ともに健康に働くことができる職場を築いていくためには、経営トップの強いリーダーシップの下、現場力の強化を柱に、自主的な安全衛生活動の充実に最大限の努力を傾注していく必要があります。
中災防では、長年培ってきた労働安全衛生に関するノウハウ・経験と技術力を生かし、…
執筆:中央労働災害防止協会 中西 宏明
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2021年1月15日第2370号 掲載