【労働災害防止団体 会長メッセージ】多様性踏まえた労災防止へ/今井 雅則
2021.01.13
【安全スタッフ】
昨年は新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、わが国においても国民生活や経済活動に対する制限など、新型コロナウイルス感染防止対策に向けて官民一体となった協力が求められました。
当協会におきましても第57回全国建設業労働災害防止大会をWeb大会で開催するなど大きな影響を受けました。そして、現在も感染予防対策の徹底が強く求められており、引き続き「三つの密」を避ける等の必要な感染予防措置を講じていただきますようお願い申し上げます。
さて、建設業は、国民生活の基盤である住環境の整備に加え、豊かさと利便性の向上を図るためのインフラ整備工事や、頻発し激甚化する自然災害からの復旧・復興工事、国土強靱化に向けた継続的な防災・減災関連工事等を担う重要な使命を持っています。我々建設業は、人命尊重の基本理念の下、働く方々の安全確保を第一に不断の努力を続けてまいりました。
その結果、一昨年建設業の労働災害で亡くなられた方は269人と過去最少となり、休業4日以上の死傷者数も1万5183人と前年を下回りました。しかしながら、建設業が全産業に占める割合は依然として高く、…
執筆:建設業労働災害防止協会 今井 雅則
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2021年1月15日第2370号 掲載