【送検事例】運転停止せず機械を掃除させる
2021.01.13
【安全スタッフ】
長野・飯田労働基準監督署は、ロール機の巻き込まれ対策を講じなかったとして、建築材料を製造する会社と同社専務取締役兼製造部長、営業開発部長を安衛法違反容疑で長野地検飯田支部に書類送検した。労働者にロール機に付着した塗料の拭き取り掃除を行わせる際に、運転を停止せずに作業を行わせた疑い。労働者はロール機に巻き込まれ、重傷を負っている。(R2・10・6)
事件の概要
事故は昨年7月3日、長野・飯田市の同社建材工場内で発生した。労働者に塗料が付着したロール機の拭き取り掃除を行わせていたところ、機械に左上肢を巻き込まれ、重傷を負ったもの。
建材材料製造会社の専務取締役は、ロール機に巻き込まれるなど危険を及ぼすおそれがあったにもかかわらず、運転を停止させずに作業を行わせていた。飯田労基署は、安衛法違反の疑いで、長野地検飯田支部に書類送検した。…
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2021年1月15日第2370号 掲載