【社長と人事部長への社労士使いこなし術】第15回 社内教育カリキュラム “必要な人材”育成へ 自前の講師で体系確立/守屋 志保
2021.01.21
【労働新聞】
人手不足が叫ばれている現在、優秀な人材の採用がなかなか難しいと頭を抱えている企業が多いが、長期的に「必要な人材を育成する」ことに目を向けてほしい。社員教育ならやっているという声も聞こえるが、短期的なプログラムでは、期待した効果にはつながりづらい。
そこで社内教育カリキュラムを社労士とともに構築してみてはどうだろうか。
「社内カレッジ」を確立したマテックス㈱の事例を紹介したい。同社では現社長が先代社長と世代交代するタイミングで、人材の教育、学びの機会のために腰を据えた人材育成が必要であると考えた。そこで「真の終身雇用を追求」「成長実感、成長意欲を持ち続ける」という明確なビジョンのもと、「社内カレッジ」と称する教育カリキュラム体系を確立した。
社内カレッジでは、業務に直結した専門的技術や知識の習得だけではなく、…
筆者:ドリームサポート社会保険労務士法人 社会保険労務士 守屋 志保
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令和3年1月25日第3290号7面 掲載