【ぶれい考】悲劇を繰り返さぬように/連合 副事務局長 矢木 孝幸
2021.02.11
【労働新聞】
コロナウイルス禍をスペイン風邪(約100年前に世界的に大流行したA型インフルエンザの感染)になぞらえ歴史を振り返る考察が盛んに行われている。俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏は、公開した動画で、トランプ前大統領の支持者による米国議会乱入を、1938年11月9日に起きた反ユダヤ主義暴動、迫害の「水晶の夜」にたとえ、100年前と現在に共通しているのは「嘘」だと断言した。ナチス・ドイツが嘘によってヨーロッパを混乱に落とし込んだと同様に、トランプ前大統領は「嘘」で米国を惑わしたとして、民主主義への団結を求めた。この動画に心動かされた方々も多いと思う。
日本に視点を向けてみれば、「三本の矢」を掲げ…
筆者:連合 副事務局長 矢木 孝幸
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令和3年2月15日第3293号5面 掲載