【送検事例】実習生をクレーンでつり上げ
2021.02.25
【安全スタッフ】
兵庫・姫路労働基準監督署は、ベトナム人技能実習生をクレーンでつり上げて作業させたとして、木造建築工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで神戸地検に書類送検した。同代表は建方作業で移動式クレーンの先端のつり具で板材をブランコのようにぶら下げ、実習生を座らせた。高さ10mの作業箇所付近まで持ち上げ、板材の取付け作業を行わせた。実習生にケガはなかった。(R2・12・15)
事件の概要
建築会社A社は昨年3月20日、兵庫県姫路市内の集合住宅の新築工事現場に1次下請として入場していた。同社の代表は建方作業のため、自ら運転していた移動式クレーンの先端のつり具で板材をブランコのようにぶら下げ、ベトナム人技能実習生を座らせた。高さ10mの作業箇所付近まで持ち上げ、板材の取付け作業を行わせたもの。
実習生には安全帯を装着させ、…
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2021年3月1日第2373号 掲載