【若手社員をやる気にする!退職金・企業年金の再編】第8回 現状確認と問題点把握 モデル水準をまず計算 支払い急増期の可視化も/山崎 俊輔
2021.02.25
【労働新聞】
規程の読返しは必須
退職金・企業年金制度の再編に手を付けようと考えても「どこから手を付ければ良いのか分からない」というのが皆さんの本音だろう。
DC制度が良いと金融機関から提案されても、そもそも現状の制度のどこに問題があるのかも分かっていないようでは、満足のいく制度変更になるはずがない。そのためには、制度の現状確認と問題点の把握が大事になる。
退職金規程がある場合は、まずはそれを読み返してみよう。長年手を付けておらず、紙媒体しか控えがないような場合は、電子データ化もしておく。社内のイントラネット(共有のハードディスクなど)に載せておけば、社員が閲覧できる体制も確保可能だ。退職金規程を読むうえで、まず確認したいのは「モデル退職金」の水準だ。一般的には「大卒、60歳定年退職者」へ支給する額が平均的にどれくらいかを確かめよう。…
筆者:企業年金コンサルタント 山崎 俊輔
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年3月1日第3295号13面 掲載