【ぶれい考】不安の除去に取り組もう/髙村 竜也
2021.03.04
【労働新聞】
新型コロナウイルス感染症は世界的な流行が収束せず、不安な状況が続いています。人は不安な状況が続くと仕事に集中することができず生産性が落ちるといわれています。
「不安遺伝子」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。私たちの脳には神経伝達物質「セロトニン」があり、人間の情緒の安定に寄与しています。そしてこの生産量を司るのが「セロトニントランスポーター」という遺伝子です。“遺伝子型”によって、セロトニンの生産量が左右され、生産量が多い遺伝子型の人は前向きな人が多く、ストレスを感じる状況でも精神的に安定しているといわれています。一方、生産量が少ない遺伝子型の人は、不安に陥りやすく、精神的に不安定になりやすいそうです。
この生産量が少ない遺伝子型が「不安遺伝子」と呼ばれています。国際的な調査によると、残念ながら私たち日本人は、不安遺伝子を最も多く有する民族であると科学的に証明されてしまいました。アメリカ人は45%しか有していませんが、日本人は…
筆者:ラコステ ジャパン 人事最高責任者 髙村 竜也
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令和3年3月8日第3296号5面 掲載