【もう恐れない!テレワーク実務】第9回 必要なツール 「先行型」導入で試す 結果から改善点を求める/村田 瑞枝
2021.03.04
【労働新聞】
多くは無償版を提供
テレワークに必要なのは「ルールとツールとマインド」であると筆者は定義しているが、導入方法を語るに当たってここ1年でアプローチがかなり変わった。1年前までは、周知や研修を通じて「マインド」を醸成し、就業規則などの「ルール」を整え、「ツール」を準備してとりかかりましょう、とお話していた。
現在は、とくに中小企業に向けて「ツール先行型」をお勧めしている。労働時間管理や費用負担など簡単なルールだけ決めて、PC、クラウドサービスなどのツールを入れる。トライアルとしてテレワークをやってみて、その結果からルールを改善していく方法だ。最低限必要なツールを準備し、やれるところからやってみてはどうだろう。
クラウドサービスは、最初は無償版で構わない。メール、ウェブ会議ツールとファイル共有ツール、メールよりも気軽に声をかけられるチャットツールがあれば十分だ。
ウェブ会議ツールは、…
筆者:一般社団法人 日本テレワーク協会 事務局長 村田 瑞枝
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年3月8日第3296号10面 掲載