【ぶれい考】民主化を止めてはならぬ/安永 貴夫
2021.03.11
【労働新聞】
ミャンマーが心配だ。
2月1日、ミャンマー国軍は軍事クーデターを起こした。昨年の総選挙でアウン・サン・スーチー氏が率いるNLDが圧勝し、新しい議会が開催されようとしていた矢先の事態である。
これまで私たち連合は、国際労働組合組織と連携してミャンマーの労働組合のナショナルセンターであるミャンマー労働組合総連合(CTUM)の活動を支援するなど、20年にわたって民主化運動と労働運動をサポートしてきた。加えて独自に、軍事政権下の2001年には、民主化をめざす在日ミャンマー人組織の活動の場として「ビルマ日本事務所」(軍事政権が国名を変更したことに抵抗してビルマとした)を開設し支援、12年に国際労働組合総連合(ITCU)のミャンマー事務所が開設された際には、所長を派遣するなどしてきた。…
筆者:連合 副事務局長 安永 貴夫
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年3月15日第3297号5面 掲載