【もう恐れない!テレワーク実務】第11回 ワーケーション 国内外で関心高まる 休息を仕事の充実に繋ぐ/村田 瑞枝
2021.03.18
【労働新聞】
省庁連携して推進も
ワーケーションとは、“ワーク”と“バケーション”を合わせた言葉でWorkationという形で使われている。米国の検索エンジンであるyahoo.comで検索すると、「仕事と休暇をどう組み合わせるか」、「ワーケーションとは? 一度は試すべき理由」、「意味がないわけないアフターコロナのワーケーションガイド」などが出てくるので、コロナ禍を踏まえたワーケーションへの課題や認識には国境がないようにみえる。
日本では昨年7月に当時の菅官房長官が「ワーケーションの普及に取り組む」という趣旨の考えを示してから、一気に関心が高まった。それまでは環境省の事業というイメージであったが、11月には総務省が「地域型テレワーク・トライアル・プログラム」として、和歌山県や長野県の協力のもと内閣官房、観光庁、厚労省、環境省と連携してトライアルを実施。省庁連携という意味でも新鮮さを感じた。筆者はこのプログラムに乗り、南紀白浜と軽井沢でワーケーションを経験している。目的を持って設定した打ち合わせではない場で、内閣官房や民間企業の方々とフラットで気軽な意見交換ができた。…
筆者:一般社団法人 日本テレワーク協会 事務局長 村田 瑞枝
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令和3年3月22日第3298号10面 掲載