【送検事例】開口部からの墜落で元請け送検

2021.04.27 【安全スタッフ】
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 東京・向島労働基準監督署は、墜落防止措置を怠ったとして、建設業の元請会社らを安衛法違反の疑いで東京地検に書類送検した。ビル新築工事現場でコンクリート打設作業を行っていた下請会社の職長が、高さ10.5mの4階開口部から墜落し、死亡する労働災害が発生している。同社における管理者の立場だったとして、被災した職長も被疑者とした。 (R3・2・8)                 

事件の概要

 災害は平成30年3月6日、東京都墨田区にある鉄筋コンクリートビルの工事現場で発生した。下請会社の職長が4階部分でコンクリートの打設作業を行っていたところ、開口部から地上に墜落し、死亡した。職長が現場に入場した直後の災害だった。

 安衛則では、高さが2m以上の開口部には手すりや囲いなどを設置しなければならないとしているが、元請会社の現場代理人らはこれを怠った疑い。…

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2021年5月1日第2377号 掲載
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