【送検事例】危険箇所に誘導者を配置せず
2021.05.11
【安全スタッフ】
福井・武生労働基準監督署は、誘導者を配置せず危険箇所に立ち入らせたとして、建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで福井地検に書類送検した。建設工事現場でドラグ・ショベルを使用してトラックへの資材積込みを行っており、労働者は補助作業をしていた。ドラグ・ショベルが労働者の後方から接触し、重篤な労働災害が発生している。(R3・3・12)
事件の概要
災害は令和2年11月4日、福井県越前市内の建設工事現場で発生した。労働者は、ドラグ・ショベルを使用したトラックへの資材積込み作業の補助をしていた。ドラグ・ショベルとトラックの間(1.9m)に立ち入って補助作業を行おうとしたところ、後方からきたドラグ・ショベルに接触し、左足の複数部位を骨折する労働災害が起こった。…
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2021年5月15日第2378号 掲載