【今週の注目資料】第5回 働く人の意識に関する調査(日本生産性本部)

2021.05.13 【労働新聞】
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在宅勤務の効率が上昇

 調査は今年4月に実施し、20歳以上の雇用者1100人から回答を得た。在宅勤務について聞くと、「効率が上がった」と回答したのは59.1%で、昨年5月の初回調査から25.3ポイント上昇している。在宅勤務の満足度についての項目では、「満足している」が7割以上を占めた。

 テレワークの課題については、「Wi‐Fiなど、通信環境の整備」との回答率が最も高く、42.7%だった。次いで、「部屋、机、椅子、照明など物理的環境の整備」が38.9%と続くなど、自宅においての環境整備にかかわる課題が多く挙がっている。

 一方、初回調査で最も回答率の高かった「職場に行かないと閲覧できない資料・データのネット上での共有化」は29.9%に留まった。初回からは18.9ポイント減少している。「押印の廃止や決済手続きのデジタル化」は19.9%で同9.9ポイント減少するなど、ネットワークや仕組みに関する課題は減少傾向にある。

第5回 働く人の意識調査

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令和3年5月24日第3305号4面 掲載
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