【建設業の労働災害事例】第153回 歩道除雪作業中に誘導員が除雪車に巻き込まれる
2011.01.01
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.作業は市の発注で6社の共同企業体により車道及び歩道の除雪を施工するもので、被災者の所属する事業場(1次)は歩道のみの作業を請負っていた。
2.作業の内容は、市との契約により積雪が10cm以上になったときなど原則として通勤、通学前に作業を終了することとし作業時間は5~7時間以内であった。
3.発生当日、元請からの指示で、23時頃から作業を開始した。
4.作業は1班3名体制で、1名が歩道ロータリー除雪車の運転手、他の2名は除雪車の誘導員(被災者)と車道で一般車両に除雪実施場所を周知するため巡回している乗用車の運転手である。
5.作業時の天候は晴れで、歩道には足首まで雪が積もっており、被災者は歩道ロータリー除雪車の前方で障害物・歩行者等がいないか誘導灯で合図をしていた。
6.1時20分頃に運転手は、…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成23年1月1日第2129号 掲載