【送検事例】剪定作業で足場設置怠る
2012.01.01
【安全スタッフ】
さいたま労働基準監督署は高所作業をさせるにあたり、足場などの設置を怠ったとして、建設会社と代表取締役を安衛法違反の疑いでさいたま地検に書類送検した。個人宅のフェンス設置工事を行う際、木の剪定を行っていた労働者が2連はしごから墜落して死亡したもの。代表は足場を組立てて、作業床を設けるなどの墜落防止措置を怠っていた。(H23・11・4)
事件の概要
事故は、さいたま市の個人宅のフェンス設置工事で発生。被疑会社に派遣された労働者がフェンスを作る際に、そばに植えてある木が邪魔になるということで、剪定作業を行っていた。労働者ははしごを使って、木の枝打ちをしていたところ、墜落して死亡したもの。
作業場所は、地上から2.45m以上の高さであり、墜落の危険があったのにもかかわらず、…
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平成24年1月1日第2153号 掲載