【送検事例】ホッパー開口部の転落防止怠る
2021.05.27
【安全スタッフ】
大分労働基準監督署は、ホッパーの開口部に転落防止措置を設けていなかったとして、産業廃棄物収集運搬業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで大分地検に書類送検した。労働者がホッパーの開口部からコンクリート破砕機に転落。同破砕機に巻き込まれ、死亡する労働災害が発生している。代表取締役は開口部の周囲に柵を設けるなど転落防止措置を怠っていた。(R3・4・20)
事件の概要
災害は令和2年12月16日、産業廃棄物収集運搬業の会社の中間処理施設で発生した。60歳の男性労働者が、砕かれたコンクリートが流れてくるベルトコンベアーでの仕分け作業を行っていた。労働者がホッパーの開口部からコンクリート破砕機に転落し、同破砕機に巻き込まれ、死亡する労働災害が起きた。開口部周辺には、柵を設けるなど転落防止措置が行われていなかった。
大分労基署によると、…
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2021年6月1日第2379号 掲載