【イチからカクニン安衛法】労働災害防止計画
2011.02.15
【安全スタッフ】
死亡者数2割減を目標に
厚生労働大臣は、5年に1度、「労働災害防止計画」を策定しています。現在は、平成20年に策定された第11次労働災害防止計画に基づいて、災害防止対策が進められています。計画を策定する根拠は、安衛法第6条にあります。「厚生労働大臣は、労働災害の防止のための主要な対策その他を定めた計画を策定しなければならない」と規定されています。
ところが、安衛法が公示されたのは昭和47年で、昭和47年生まれの人は現在38歳(または39歳)のはずです。5年計画が10回終了し、現在、11回目に入っているのですから、最初の計画が策定されてから50年以上経っている理屈になります。実際、第1次の計画(当時の名称は「産業災害防止5カ年計画」)は昭和33年にスタートしています。実は、安衛法に基づく災害防止計画は第4次からで、それ以前は別の法律等(直前は、労働災害防止団体法)を根拠としていたのです。
第11次労働災害防止計画は、次のような構成となっています。…
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平成23年2月15日第2132号 掲載