【建設業の労働災害事例】第156回 定格荷重を超える荷をつったトラッククレーンが転倒
2011.04.01
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.木造3階建て共同住宅新築工事において、被災者所属事業場(2次)は地盤改良工事を請負っていた。地盤改良は柱状改良工法で、アースオーガーで円柱状に掘削した箇所にセメント系固化剤を投入するもので、大量の水(約6000ℓ)を使用することとなるが、これはコンクリートミキサー車で現場に運搬し、水タンク(3000ℓ)2槽に移して使用する計画であった。
2.発生当日、水タンクを載せた積載型トラッククレーン(つり上げ荷重2.93t、積載荷重2.7t)2台が現場に到着し、また、水タンクに給水するためのミキサー車も現場に到着していた。…
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平成23年4月1日第2135号 掲載