【今週の注目資料】令和2年度高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況(厚労省)

2021.06.17 【労働新聞】
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高卒求人数が20%減少

 調査は今年3月の卒業生で、学校やハローワークからの職業紹介を希望した者を対象とした。高校新卒者の求人数は38万6000人で、前年同期から20.2%減少している。前年までは9年連続で増加していたが、今年は大幅な減少に転じた。

 産業別にみると、求人数が最も減少したのは宿泊業・飲食サービス業だった。同44.5%減少し、1万5990人となっている。次いで、鉄鋼業が同41.2%減少(3847人)、繊維工業が同35.8%減少(2948人)、ゴム製品製造業が同33.6%減少(1338人)と続く。一方、電気・ガス・熱供給・水道業は同2.3%増加した。

 地域別では、京浜が同24.3%減少し、最も減少幅が大きかった。京阪神は同23.4%減少(4万7079人)、東海は同23.0%減少(6万406人)となっている。

 高校新卒者の内定者数は同12.9%減少したものの、求職者数も同12.7%減少している。就職内定率は99.1%で、同0.2ポイントの低下に留まった。

令和2年度高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況(厚労省)

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令和3年6月28日第3310号4面 掲載
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