【ぶれい考】「働きやすい」90%以上に/島原 由里子
2021.06.17
【労働新聞】
当社では、毎年アンケートや社内調査を行っている。ハラスメント・メンタルヘルスアンケートや、自己申告。どれも貴重な社員の声だ。結果を分析し、対策を立て、社員にフィードバックするのはとても骨の折れる仕事である。毎年フリーコメントには沢山の意見があるのだが、ある時コンサルタントから「このコメントの多さは当社の特徴だ」といわれ、そうなのかと自覚した。もちろん良いコメントばかりでなく、辛辣な言葉に心がズキリとしたりするが、それだけ風通しが良いということと解釈している。
自己申告は毎年4月下旬に実施する。内容は、人間関係や働きやすさなど職場の状況、健康状態、配属・勤務地希望、キャリアプランなどである。結果は人事異動や制度改定に活用する。社員面談も実施し、個別の問題に対応している。
今年はコロナ禍によるコミュニケーション不足の影響を少し懸念していたが、結果は…
筆者:オタフクHD㈱ 人事部長 島原 由里子
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年6月28日第3310号5面 掲載