【イラストで学ぶリスクアセスメント】第2回 踏台からの墜落災害防止
2011.04.15
【安全スタッフ】
事業場(事務所、工場など)や報道関係、家庭内でも発生している高さ1m程度の「踏台などからの墜落災害防止」を今回のテーマにします。
脳の硬さは豆腐と同じ!
高さ1mの踏台などの天場に乗ると、成人男子(身長1.7m)の頭頂は2.7mの高さになります。「1mは一命を取る!」ということです。
また、脳の硬さは豆腐の硬さと同じといわれています。高さ1mから硬い床面に豆腐を落とすと砕けます。これは脳の周囲の毛細血管が切れる危険性を教えてくれています。
ましてや高さ2.7mから豆腐を落とせば、答えは明快です。時折、高さ1.2mの脚立から落ちて死亡した災害も耳にします。高さ1m程度の天場に乗っての作業でも、作業状況により重篤な災害になることを認識しましょう。…
執筆:中央労働災害防止協会関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
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平成23年4月15日第2136号 掲載