【イラストで学ぶリスクアセスメント】第4回 脚立作業の墜落災害防止
2011.05.15
【安全スタッフ】
今回は事業場(事務所・工場など)・家庭において、高さ2m未満の作業(低所作業)での脚立使用の危険性などをテーマにします。
この連載での「低所作業」とは、SG協会の脚立の認定基準に準じて高さ80cmを超え、2m未満をいいます。
高所作業は?
安衛則では高さ2m以上の箇所で行う作業を高所作業としていますが、筆者は高さ1.5m(目線より上)以上は高所作業に準じた作業と考え、保護帽(墜落時保護用)と安全帯の着用をお勧めします。高さ1.5mの踏さんなどでの立作業では身長1.7mの人の頭頂は3.2mとなります。
この高さからの墜落でも、保護帽を着用せずに硬い床面に頭が激突すれば、重篤な障害(致命的な災害)になることは明らかです。…
執筆:中央労働災害防止協会関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
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平成23年5月15日第2138号 掲載