【送検事例】クレーンを無資格で運転
2011.05.15
【安全スタッフ】
埼玉・川口労働基準監督署は、天井クレーンを無資格の労働者に運転させたとしてリサイクル会社と同社副社長を安衛法違反の疑いでさいたま地検に書類送検した。労働者が天井クレーンを運転していたところ、フックに取り付けられていたリフチングマグネットが積み重ねて置いてあった自動販売機に接触。近くにいた労働者が崩れ落ちてきた自動販売機の下敷きになり死亡した。(H23・3・18)
事件の概要
事故は、リサイクル工場でスクラップの運搬作業中に発生。労働者が天井クレーン(つり上げ荷重8.75t)のフック部分にリフチングマグネットという電磁石を応用したつり具を使ってスクラップを片付けていた。作業していた場所には自動販売機が5台、横に積み重ねられて置いてあったが、リフチングマグネットが突然、接触。上から2段目の自動販売機にぶつかって崩れ落ち、近くで作業していた労働者が下敷きになって死亡した。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成23年5月15日第2138号 掲載