【うんちく歳時記】第11回 エピソード太宰治
2011.06.01
【安全スタッフ】
いつも6月が近づくと、太宰治の本がずらりと書店に並べられます。多くの人は学校の国語教材で彼の本を、否応なしに読まされたのではと思います。彼は短編小説の名手で、すらすらと書き、なかには彼がしゃべり、筆記者に書かせそれがそのまま小説になったものさえあります。
有名な短編「走れメロス」は、王の暗殺に失敗したメロスが死を前に、妹の結婚式に出席する3日間の猶予を願い、友人を人質に差し出し、懸命に約束を果たした物語ですが、これは太宰治が逗留先で金を使い果たし金策に行く間、友人を担保として置いていったことが小説のベースになっているのだとか。…
執筆:建設業労働災害防止協会 セーフティエキスパート 中込 平一郎
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平成23年6月1日第2139号 掲載