【イラストで学ぶリスクアセスメント】第5回 トラックからの墜落災害防止
2011.06.01
【安全スタッフ】
事業場で物品の搬入・搬出の際、大型トラックなどのアオリなどからドライバー(作業者)が墜落する危険性があります。
アオリ上は180cm程度、荷台は110cm程度ですが、事業者は高さ2m未満なので危険性があることを認識していない場合が多いようです。作業者がアオリ上に乗った場合、身長170cmの作業者の頭頂は3.5mにもなります。作業環境や高齢化などにより、アオリから落ちて床面に頭を激突する、背中が資機材に激突するといった危険性が潜んでいます。
具体例的には、「アオリの幅は6cmと狭く滑りやすい」「工場の出入口などの床面が濡れている」「屋外は傾斜している場所が多い」「作業者の靴底がすり減っている、靴を突っかけ状態にしている」「55歳以上の高齢作業者が多くなっている」などがあります。
それでは、事例を見てみましょう。…
執筆:中央労働災害防止協会関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成23年6月1日第2139号 掲載