【送検事例】是正勧告受けつつも労災かくし
2011.06.01
【安全スタッフ】
東京・立川労働基準監督署は労災かくしをしたとして、食料品製造会社と同社総務部長を安衛法違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検した。従業員が製品搬送中に転倒し、左大腿部、腰部などの打撲で76日間休業したのにもかかわらず、労働者死傷病報告を提出しなかったもの。同社は過去2回、労働者死傷病報告を遅れて提出したことがあり、是正勧告を受けていた。(H23・3・4)
事件の概要
小豆製品を作る食料品製造会社の従業員が、製品搬送中に転倒し左大腿部、腰部などの打撲などの傷害を負った。従業員は76日間の休業となったが、労災をかくす目的で同社総務部長は労働者死傷病報告を提出しなかったため、立川労基署は東京地検立川支部に書類送検した。
同労基署の調べによると、…
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平成23年6月1日第2139号 掲載