【安衛法・はじめの一歩】第85講 健康管理と一般健康診断①
2011.07.15
【安全スタッフ】
健康管理は、健康診断などを通じて労働者の健康状態を把握し、作業環境や作業との関連を検討し、健康状態を未然に防ぐとともに、さらに健康の増進につながるようにすることが重要です。
健康診断の種類
健康診断には、常時使用する労働者について有害な業務に従事しているかどうかにかかわらず実施しなければならない一般健康診断と業務に起因する病気が発症する可能性の高い有害な業務についてその業務に応じて行う特殊健康診断があります。
一般健康診断
労働者に対しては、医師による次の一般健康診断を行わなければなりません(法第66条第1項、則第43条~第47条)。一般健康診断には、次の種類があります。
① 適正配置・入職後の健康管理の基礎資料のために行う雇入れ時の健康診断
② 労働者の健康状態の推移を把握し、潜在する疾病を早期発見するために、1年に1回行う定期健康診断
③ 深夜業従事者などに対して、6月に1回行う特定業務従事者の健康診断
④ 海外での疾病の発症・悪化の予防および帰国後の就業上の配慮のために行う海外派遣労働者の健康診断…
執筆:国際産業労働調査研究センター 代表 木村 大樹
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平成23年7月15日第2142号 掲載