【産業カウンセリングの現場から】第16回 一人の人間として部下を尊重
2012.01.15
【安全スタッフ】
自分のことを伝えられなくて
最近、産業現場ではうつ傾向の社員が増加しています。仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている社員は6割に達しています。職業生活でのストレスなどの原因として人間関係の問題、仕事の質、量の問題などがあげられます。その中で、人間関係のストレス、仕事の負荷が産業現場では目立ってきています。
では、そのような状況の中で、産業現場ではどのようなことが起こっているのでしょうか。働く人にとって仕事に対して、自分なりの考え方や工夫しているところを取り入れて仕事ができていると充実感や仕事への参画への意欲が沸き起こってきます。うつ傾向の社員がいる職場では、本人が自分の思っていることや考えていることを周りに伝えられなくて、自分の中に抑えてしまっている場合が見受けられます。…
執筆:東京産業保健推進センター内 メンタルヘルス対策支援センター促進員
ヒューマングロウスジャパン 代表 阿南 憲治
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平成24年1月15日第2154号 掲載