【ハウスメーカー最前線】環境対策から安全活動醸成 排水事故対策にエコシンク 道具の洗い水を適正処理 三菱地所ホーム
2012.03.01
【安全スタッフ】
環境問題から安全衛生活動の気運高まる――。三菱地所ホーム㈱(東京・千代田区)は、塗装工事のコテやローラーの洗い水による排水事故を未然に防止するため、エコシンクを導入している。住宅建築工事現場で発生した水溶性塗料の洗い水をクリーンな水にして排水するシステムで、関東地方の現場では100%の実施率に達している。環境への取組みに力を入れた結果、職人の意識改革にもつながり、安全面でもルール順守の徹底などよい波及効果をもたらした。
環境にやさしい現場を
住宅の外壁塗装などでは、水溶性塗料が多く使われている。コテやローラーなど職人が使う道具に付着し、作業終了後の道具の洗い水は産業廃棄物となる。当然、現場でそのまま排水すると不法投棄となり、刑事罰が科せられる。側溝に流したことで、河川に環境汚染を引き起こした例も多く報道されている。
排水事故を未然に防ぎ、環境にやさしい現場づくりとするためにも、三菱地所ホームは仮設資材レンタル会社の㈱北陽と共同して道具の洗い水をクリーンな水に変えるシステム「エコシンク」を開発し、現場で活用している。…
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平成24年3月1日第2157号 掲載