【現場ゼロ災のための 安全文化考】第7回 安全衛生計画の意味
2012.04.01
【安全スタッフ】
「これならできる」という範囲で
新年度を迎えると、その年の安全衛生計画が発表されます。この計画は「安全衛生大会」の席上で発表されることが多いのですが、発表しただけというケースも少なくはありません。安全衛生の目標や重点施策を「このようにした」その背景には昨年の、あるいは過去の災害・事故といった不具合があり、これを繰り返させない、さらには従業員の命を守る意図が存在したはずです。また自社の安全衛生のレベルを向上するためにつくられたに違いありません。
このことを踏まえて一年間、全ての従業員に浸透して、計画を推し進めることに意味があり、作成したままでは災害を防止できるわけはありません。体裁の良い計画など必要ないのです。実行できる範囲の計画で…
執筆:建設業労働災害防止協会セーフティ エキスパート 中込 平一郎
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年4月1日第2159号 掲載