【送検事例】指導無視し無資格で玉掛け

2012.04.01 【安全スタッフ】
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 茨城・水戸労働基準監督署は、行政指導を無視し無資格者を玉掛け業務に就け続けさせたとして安衛法違反容疑で、金属製品製造会社と代表取締役を水戸地検に書類送検した。同社代表は、平成22年5月7日に同労基署より指導を受け、同年11月10日に玉掛け資格を取らせる旨の報告書を提出したものの、その後も無資格で作業に就かせていた。代表は「費用を惜しんでいた」という。(H24・2・2)

事件の概要

 アルミ合金の鋳造加工を行う工場で平成22年5月7日、同社代表は無資格者を玉掛け作業に就かせたとして、水戸労基署より指導を受けた。その後、同年11月10日に労働者に資格を取らせる旨の報告書を同労基署に報告したものの、相変わらず玉掛け業務を行わせ続けていた。同工場で、平成23年9月29日に木型のつり上げ作業を行うに当たり、無資格者に玉掛け作業を行わせていた事実が発覚し、同労基署は書類送検に踏み切った。

 捜査によると…

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平成24年4月1日第2159号 掲載
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