【建設業の労働災害事例】第172回 木造住宅の外壁にハシゴを立て掛けて作業中に墜落
2012.04.15
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.木造個人住宅の修繕作業において、被災者は外壁に立て掛けたハシゴ(アルミ製2連)に乗り、修繕作業を行っていたところ、ハシゴ上部が横方向に転位し、ハシゴとともに 2.8m下の砕石地面に墜落し、さらに頭部をマンホールに強打したものである。
2.作業内容は、外壁から突き出した煙突と外壁の間に隙間が生じたため、その隙間をコーティングするもので、単独作業である。
3.当日の朝、被災者は事務所で代表者から当日の作業内容(外壁の修繕)についての指示を受けた。また、安全上の注意点として、高所作業なのでハシゴを使用すること、ハシゴの転位を防止するためにハシゴの上部をロープで2点固定するという指示もあった。…
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平成24年4月15日第2160号 掲載