【送検事例】昇降設備設けず元請け送検
2012.04.15
【安全スタッフ】
東京・新宿労働基準監督署は昇降設備を設けなかったとして、元請けと現場監督、二次下請けと代表取締役を安衛法違反の疑いで東京地検に書類送検した。マンションの漏水修繕工事現場で、防水工事を行っていた二次下請けの労働者が、マンション4階と隣接する2階建て建物の屋上にかけたはしごから地面に墜落し、脊椎損傷となる重傷を負った。(H24・3・8)
事件の概要
マンション漏水修繕工事現場で二次下請けの労働者が、マンション4階のルーフバルコニーで、排水口まわりに防水加工用の溶剤塗布作業を行おうとしていた。マンション4階に昇ろうと、隣の2階建物の屋上からはしごをかけて移動したときに墜落し、労働者は脊椎損傷の重傷を負った。
新宿労基署の捜査の結果、…
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平成24年4月15日第2160号 掲載