【建設業の労働災害事例】第173回 水糸の巻き取り中、後退した不整地運搬車に轢かれる
2012.05.01
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.工事は、農道の新設、水路の設置及び水田の整備を行うもので、当日の作業内容は畦畔(あぜ道)の築立作業で、被災事業場(1次)から9名の作業員が稼働していた。
2.畦畔の掘削は、バックホウ2台(0.7m3、0.25m3)で行われ、客土の運搬には不整地運搬車(6.3t)を使用し、被災者は、0.25m3のバックホウの運転を担当していた。
3.被災者は、はじめに掘削箇所の目印となる水糸を張り、その後掘削を開始し、約20分程度で畦畔予定掘削箇所の半分程度を1m程掘削した。そのとき元請職員は、被災者に近づいて、掘削作業を停止させた後、水糸を回収すること、また、水糸回収後、掘削箇所を盛土することを伝えた。…
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平成24年5月1日第2161号 掲載