【送検事例】起動装置に表示板取り付けず

2012.05.01 【安全スタッフ】
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 神奈川・鶴見労働基準監督署は起動装置に表示板を取り付けるなど不用意な運転を防ぐ措置を講じていなかったとして、構内請負業の会社とグループリーダーを安衛法違反容疑で横浜地検に書類送検した。リサイクル工場で機械にゴミが詰まったためスイッチを切り労働者が清掃をしていたが、もう一人の労働者が作業に気がつかず起動させたため、機械にはさまれて死亡する災害が起きた。(H24・3・13)

事件の概要

 事故は、プラスチックリサイクル工場内で発生。構内請負会社の労働者が、圧縮梱包機に内蔵されているダンパーと呼ばれる装置の周辺にゴミが詰まったため、電源を切り清掃を行っていたが、もう一人の作業員が作業中だったことに気がつかず、スイッチを入れてしまった。

 清掃を行っていた作業員は、動き出したダンパーに首をはさまれて、頚椎粉砕骨折により死亡した。

 鶴見労基署の捜査の結果、…

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平成24年5月1日第2161号 掲載
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