【トップ&キーマンいんたびゅう】「人づくり」で永久ゼロ災への道を

2012.05.15 【安全スタッフ】
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中興電機(株) 代表取締役社長 出井 善元 氏

 中興電機・久喜工場は5700日超の無災害を継続している。トップとすれば満足のいく安全成績とお見受けするのだが、出井社長にはまだ気がかりな点がおありのよう。災害ポテンシャルを見極められる“人づくり”を果たしてこそ、全従業員の永久的なゼロ災害への道がひらけるという。

――御社の安全活動については昨年、本誌6月1日号で「問いかけKY」を中心に紹介させていただきました。その記事のサブタイトルには「災害防止は人と人との関係から」とあります。これは出井社長のポリシーを反映したものと受け止めてよろしいでしょうか。

出井 私どもの社訓では「職場で働く全ての人間が幸福になるよう心がけるべきこと」と謳っていまして、安全に対する発想の基本もそこにあります。従業員が幸福であるには、働く場が快適な環境で安全と健康が保たれていてケガや病気と無縁でなければならない、と。それを実現するには、常に製造現場の設備と人の状態をきちんと把握しておく必要があります。…

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平成24年5月15日第2162号 掲載
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