【送検事例】自社倉庫で起きたと偽り報告

2012.05.15 【安全スタッフ】
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 東京労働局は労災かくしをしたとして、建設会社と代表取締役を安衛法違反の疑いで東京地検に書類送検した。災害は平成22年1月23日、品川区内の民間ビルの空調設備改修工事中に発生。大型トラックに積み込んだ室外機の上から車道に墜落して、足首を複雑骨折した。工事受注への影響を恐れた代表は、同22年3月18日に自社の倉庫でケガをしたとする虚偽の報告を行った。(H24・3・6)

事件の概要

 事故は平成22年1月23日、品川区内のビルの空調設備工事現場で発生、移動式クレーンを使って、室外機を屋上からトラック荷台に積み込む作業中に起きた。労働者が、大型トラックに積み込んだ室外機の上で作業をしていたところ車道に墜落、足首を複雑骨折し、約9カ月の休業となった。

 安衛法では、休業4日以上の労働災害は所轄労基署長に労働者死傷病報告の提出を義務づけている。建設会社の代表は、…

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平成24年5月15日第2162号 掲載
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