【能力を生かす!伸ばす!障害者雇用】第6回 採用面接のポイント 障害の内容聞き取る 強い労働意欲も重要に/紺野 大輝
2021.08.05
【労働新聞】
必要となる配慮を把握
健常者向けの面接と異なるのは、「障害の内容」と「必要な配慮」について聞くことだ。採用担当者のなかには「障害についてどの程度聞いていいのか」と迷う方もいる。面接や選考で重要なのは、障害をタブー視しないこと。業務上必要となることで聞いてはいけない質問はない。聞きにくいことこそ一歩踏みこんで質問してみる。
質問する前に、「採用される方にとって働きやすい環境を作りたいと考えているので、障害についても教えていただけますか」、「答えにくい質問、答えたくない質問には答えなくて大丈夫です」と伝えておけば、応募者も答えやすいのではないかと思う。そもそも、会社には社員の安全配慮義務がある。障害の程度や緊急時の対応を把握する必要があることをお互いに理解しておくことが大切だ。
障害について詳しく聞くことで、…
筆者:「会社を変える障害者雇用」著者 紺野 大輝
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年8月9日第3316号10面 掲載