【変異株?ワクチン?最新!企業の新型コロナ対策】第6回 オフィス業務 マイクロ飛沫に注意 換気十分か今一度確認を/小川 祥子
2021.08.05
【労働新聞】
究極は「テレワーク」
前回紹介した日本産業衛生学会の6つの業種・業態別マニュアルのうち、オフィス業務編は、すべての業種の事務所、コールセンターなどを対象とした内容となっている。
人との接触機会を著しく低減できる究極の三密回避策は、テレワークである。テレワーク導入率は2019年20.1%から昨年2020年に47.5%まで急上昇した(総務省「通信利用動向調査」)。このように急速にテレワークを導入するに当たっては各担当者の地道な努力があったことであろう。テレワーク勤務や出社率などについて個人や職場ごとに目標を設定する方法や、出勤班とテレワーク班を分ける方法などが日本産業衛生学会のマニュアルに紹介されているので参考にしていただきたい。
テレワークを行うなかで、人事評価、費用負担などの労務管理や、自宅の作業環境整備、メンタルヘルスにおける課題を感じている人もいるだろう。その場合はまず、…
筆者:㈱OHコンシェルジュ 産業医 小川 祥子
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令和3年8月9日第3316号13面 掲載