【これで解決!シゴトとココロの問題】第8回 信頼築きグループの歪み改善へ ★労働新聞社Webサイトで配信中★
日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「先輩の好き嫌いが仕事に影響!?」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、仲間外れを主導するグループのリーダー格の社員について、上司が何らかの不満などを聞き取る必要性に言及。同じ過ちを繰り返さないためには、上司はリーダー格と信頼関係を築いたうえで、グループのいびつな構造を変えていくべきとした。
先輩の好き嫌いが仕事に影響!?
ストレスチェックでは特段問題がないのに離職率が高い部署があります。最近「適応障害」の診断書を示して退職した新人の女性Bがいました。他部署の社員によると、その部署では女性グループのランチ会があり、先輩社員Cに気に入られないと、ランチ会へのお誘いばかりか、仕事もちゃんと教えてもらえず、無視されたりするようです。上司のA(男性)は、Cに仕事の多くを頼っている面があり、介入にはおよび腰のようです…。 |
森谷 瞳(以下、森谷) さあ、廣川先生。こちらの案件はいかがですか?
廣川 進(以下、廣川) うーん…森谷さんは、これどうでしょう(笑)。
森谷 ランチ会自体に誘ってもらえないのはいいとしても、仕事を教えてもらえないのはちょっと困りますよね。あと、やっぱり女性グループの問題なので、女性同士特有のよくある問題なのかなと思いました。
廣川 そうですよね。まずNGなことですが、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら