【送検事例】安全帯の点検を怠り送検
2012.06.01
【安全スタッフ】
茨城・鹿嶋労働基準監督署は、安全帯の点検を怠っていたとして機械器具設置工事業の代表取締役を安衛法違反の疑いで、水戸地検土浦支部に書類送検した。製鉄所の石炭投入用のホッパーの最上部で、開口部を養生する作業を行っていた労働者が約17m下に墜落し、死亡する労働災害が発生した。労働者の使用していた安全帯は、自分で改造したもので、規格を満たしていなかった。(H24・5・7)
事件の概要
事故は、震災で破損した製鉄所の設備の増設工事中に発生。石炭投入用のホッパーの最上部で開口部を養生する作業を行っていた労働者が約17m下に墜落し、死亡する災害が起きた。
鹿嶋労基署の調べによると事故当時、労働者は安全帯を使用していたが、自分で改造したものだったことが判明した。労働者は、安全帯のランヤード(ロープ部分)の根元をD環と呼ばれる専用の金具に取り付けず、…
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平成24年6月1日第2163号 掲載