【産業カウンセリングの現場から】第4回 隠れ不調者はいませんか
2011.07.15
【安全スタッフ】
「大丈夫」と考える企業が多く
労働生活の質の向上と事業場の生産性の向上、リスクマネジメントなど社会保険労務士の視点から、メンタルヘルス対策の大切さを企業にアプローチしたいと思い、徳島産業保健推進センター内、メンタルヘルス対策支援センターで促進員として仕事をさせていただいております。
これまで訪問させていただいた企業の反応はさまざまです。「本社が東京なのでメンタルヘルスについても本社から指示があり、営業所が単独で取り組むことはない」「EAPシステムを導入しているので、社員はいつでも相談ができる体制が整っている」「医療法人で、精神科のドクターもいるので、うちは大丈夫」「メンタル疾患の社員はいたが、既に退職しており、現在は困っていない」「メンタル疾患なんて家庭が原因かもしれないのに、会社は関係ない」「同じ仕事をさせても病気になる人とならない人がいるのだから、その人の性格の問題」などです。メンタルヘルス不調の社員が出てしまってからでは遅いのですが、…
執筆:大沼社会保険労務士事務所 代表 特定社会保険労務士 大沼 真由美
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平成23年7月15日第2142号 掲載