【送検事例】墜落災害で作業所長も送検
2012.07.01
【安全スタッフ】
埼玉・川越労働基準監督署は、開口部から墜落して男性作業員が死亡した労働災害について、工事責任者と特定元方事業者の作業所長を安衛法違反の疑いで、さいたま地検熊谷支部に書類送検した。現場責任者は、点検口の取り付けのため、天井の一部を切り取る工事を行ったが、そのためにできた開口部に覆い、手すりなどが未設置だった。また、作業所長は現場巡視を怠っていた。(H24・6・4)
事件の概要
事故は、比企郡嵐山町の工場増築工事現場で発生。現場の工事責任者が高さ7.8mの箇所で天井部分に点検口を取り付けるため、天井の一部を切り取る工事を行っていた。そのため開口部ができたが、現場責任者は覆い、手すりなどを設置せず墜落防止措置を講じなかった。高さ7.8mの場所で作業していた男性作業員がこの開口部から墜落し、同日死亡した。…
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平成24年7月1日第2165号 掲載