【送検事例】解体工事現場の墜落で送検
2012.07.15
【安全スタッフ】
東京・池袋労働基準監督署は、墜落防止措置を怠ったとして解体工事業者と代表取締役を安衛法違反の疑いで、東京地検に書類送検した。木造2階建集合住宅の解体工事現場で労働者がシートを張るために、単管パイプを格子状に組み立てていたところ、高さ2m以上の場所から地面に墜落し死亡したもの。同社代表は、安全帯を使用させるなど墜落防止措置を怠っていた。(H24・5・30)
事件の概要
事故は、木造2階建集合住宅の解体工事現場で発生。労働者が建物の周囲に埃などの飛散を防止するシートを張るために、単管パイプを格子状に組み立てる作業を行っていた。2段目を組み終わって、3段目を組んでいたときに労働者が墜落し、同日死亡した。
高さ2m以上の場所で、単管パイプを格子状に組み立てる作業を行うに当たり、解体工事業の代表取締役は、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年7月15日第2166号 掲載