【現場ゼロ災のための安全文化考】第15回 日本における恥の文化

2012.08.01 【安全スタッフ】
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間違ったらばかにされる…

 建設現場において小集団活動が安全作業を確保するための、「安全施工サイクル活動」の欠かせない一翼を担っていることは、周知のことです。最近ではリスクアセスメント手法を使った洗い出し危険予知が浸透しつつあって、小集団活動に一層の期待が寄せられてきました。

 作業に伴う危険を見積もり・評価して、低減対策を決定して行動する。それに欠かせないのは、小集団を構成する全ての作業員が発言することが求められますが、「間違ったらばかにされる…」「子供じみた意見と笑われないか…」「ピント外れといわれないか…」などに代表される「恥をかきはしないか」という意識が強く働き、発言に消極的になってしまう傾向がみられます。

 日本は、ほぼ単一民族国家で、周囲を海で囲まれ他国との交流もほとんどない状態のなか、移動ということのない、集落を単位として生活を営んできました。集落での生活を円滑にしなければ極端な話、生活自体そのものが維持できない状態であったように思われます。…

執筆:中込労務安全事務所 建設業労働災害防止協会 セーフティ エキスパート 中込 平一郎

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平成24年8月1日第2167号 掲載
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